・・・・・・こいつは・・・自分が女であるという自覚はあるのだろうか?

無防備に俺の隣で眠る


・・・それとも、俺が男として認識されていないのか?

俺の前でも平然と着替える


頭痛がしてくる・・・・・・だが、こんなことを誰にも相談なぞできない



日増しに溜息が増える




「緋村〜溜息付いてると幸せ逃げちゃうよ?」



暢気に茶を飲みながらそう言う


誰のせいだと・・・っ



絶えず襲ってくる誘惑に打ち勝っている俺自身を褒めてやりたい










夜になると湯上りの火照った顔でへらりと笑うその姿にまたもや揺れる理性

それを保つために手ぬぐいを鷲掴みの後ろに回る

雫の落ちる黒髪を少し手荒に拭いていくと抗議の声が上がる

髪から零れる水滴が薄い夜着を濡らして・・・・・・まずい・・・


「・・・っ、もう寝ろ!」

「なんだよ、緋村のばーか」


俺は頭を振り、拗ね始めたを布団の中に押し込んだ

は布団の中でぶつぶつと何かを言っていたが

暫くすると寝息が聞こえてきた



「・・・俺の気も知らないで・・・・・・」



の頬を撫でれば擽ったそうに身を捩る

    そのまま手を滑らせて俺は

       濡れた髪に

                     口付けた        ・・・




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お題配布元:capriccio様