気付いたら俺は朱に染まっていた
それも頭の先から爪先まで
鉄の匂いが鼻につき辺りは屍の山で足元は血の海だった
俺は一体何をしていた?
は無事か?
頭に霞がかっているようで記憶があやふやだ
・・・は・・・・・・
「っっっ!!」
そうだ、俺を庇って撃たれて・・・それから・・・・・・
俺の目の前で、光に包まれて・・・消えた
まるでそこには誰もいなかったかのように・・・
それで俺はどうした・・・?
掌に残っているのは人を斬った感触
我を・・・忘れていた、のか・・・
ぽつり、と頬に水滴があたる
見上げれば暗雲が空を覆い次から次へと水滴が落ちてくる
「雨・・・か・・・・・・」
俺のした事を見て泣いているのか?巴・・・・・・
それとも・・・一人にはしないと約束したのに
一人にしてしまったお前の涙か?・・・
降りそそぐ雨が血を洗い流していく
その雨の冷たさにの温もりが恋しくなる
もう、二度と感じることはできない
これが狂気に憑かれた俺への罰なのか・・・
守られなかった約束・・・守ることのできなかった約束
雨の中一人きり
俺は歩き続ける
新たな誓いを腰に挿し
重い枷を胸に秘めて・・・
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お題配布元:capriccio様