Moonlight Affection 02
昨日と同じような時間に
これまた昨日と同じように執務室を抜け出して
彼女、と出会った丘に来ていた
「やっぱり そんなに簡単にはいかないっスよねぇ・・・」
そう呟きながら木の下でやすもうと
座るのに丁度いい場所を探し始めると
銀色の髪が目に付いた
ドクン
鼓動が早くなり気持ちが急く
足を忍ばせて その髪の持ち主を見る
そこにはが木の幹に身を預けて静かな寝息をたてていた
お昼寝中ってとこですか
こんな所で無防備に・・・あぁ、姿はアタシにしか見えないんでしたっけ?
なら無防備もなにもないですかねぇ・・・
草の上に無造作に広がっている髪を一房手に取り
の存在を確かめるかのように 髪に唇を寄せる
「ん・・・っ」
目覚めたかと、喜助はに目を向けるが
はただ身じろいだだけだった
ふぅっと一つ息を吐いてから
喜助は彼女の隣に腰を下ろした
こうして見ていると普通のお嬢さんなんですが
昨日の阿近の話だと阿近には見えていないようでしたし
霊絡を探ってみても霊絡がない・・・
アナタは一体何者なんです?
視線をから空に移すと雲一つ無い晴れ渡った空
するといきなり肩に重みを感じた
少し驚いて肩を見やると
自分の肩に頭を預けて眠り続ける
その寝顔を見ると何故か頬が緩む
そのまま暫くすると春の陽気も手伝ってか
喜助も眠りに付いてしまった
微かな歌声に誘われて喜助の意識が覚醒する
そして 暖かいぬくもりと柔らかい感触に気付く
いつの間にか喜助の頭はの膝の上にあった
の指が喜助の髪を梳かしている
瞳をうっすらと開けると と目が合う
「起きた?」
柔らかく微笑むに喜助の鼓動が早まり
慌てて身を起こす
「え、えぇ・・・いつの間にか寝ちゃってましたね・・・」
「私も寝ちゃってて、目が覚めたら肩を貸してくれてたようなので
膝を貸しちゃってみました」
言いながら楽しそうに笑うを見て
喜助の頬も緩む
「それより、お仕事はしなくてもイイんですか?ウラハラ隊長」
「いいんです・・・って名前・・・」
「昨日、お迎えに来てた人が呼んでたデショ?違った?」
頸を傾げながら聴いてくる姿はなんとも愛らしくて
つい微笑んでしまう
「あってますよ、アタシは 浦原 喜助 といいます
それに、どうせなら 喜助 と呼んで下さい」
「・・・喜助・・・さん・・・?」
「そそv アナタはサンでしたよね?」
「うん・・・、ちなみに・・・苗字は無いから」
「無いって・・・そうなんですか?」
「うん、気が付いたらなかった・・・別に不便でもないし・・・」
「そう・・・ですか・・・で、サンは一体・・・」
そこまで言うと 喜助の唇にの人差し指があてられる
「昨日も言ったように内緒 それに近々分かるって」
「・・・はぁ・・・では、楽しみに待つことにしまショ♪」
「そうしてクダサイ♪」
二人して笑い会う姿は
端から見たらまるで恋人同士のようだった
「さて・・・と、そろそろ行かなきゃ・・・」
一頻り笑い合った後、は立ち上がって伸びをする
「また・・会えますか?」
「モチロン、だいたいこの時間帯はここに居るし、夜は・・・知りたい?」
「・・・教えていただけるなら」
「ふふ・・・月が二つ見える場所にいるよ じゃね♪」
「はぁっ?」
まるで悪戯を成功させた子供のように笑い
手をヒラヒラさせながら
昨日と同じように喜助の目の前から消えた
アタシが・・・このアタシが振り回されるなんて・・・
その後の喜助はの謎掛けに頭を悩ませる事になった・・・
りお 「今だヒロインさん謎の人物のまま・・・」
喜助 「別にいいっスよ サンはサンですからv」
りお 「・・・今日は機嫌がいいですね・・・?」
喜助 「そりゃもう♪ サンの膝枕ですからvv」
りお 「あ〜・・・・ナルホド・・・エロ店主でしたもんね・・・」
喜助 「・・・ここまで読んでくだすった サン! ありがとうございました!」
りお 「ありがとうございました!」