Interlude  No.1





Lの傍に居ると決めたその夜
は与えられた部屋で喜助から送られてきたトランクを開けた

とりあえず一通り出してみるが
トランクの大きさと出てくる品物の量が合っていない
これでもかという程出てくる



「・・・・・・・・・何これ、このトランクの造りってどうなってるの?
 いや、考えるだけ無駄か・・・なんてったって喜助印」


溜息を吐きながらもとりあえず出てくるものを出す
出す、出す、出す・・・


「・・・きりがない、っていうか私こんなに着物持ってったっけ?
 あ、何これ?ん・・・っと、記換神機きかんしんき吾魂印ごこんいんのついたブレスレット
 で、えぇとなになに?『喜助印特性義骸について』・・・それと義骸のメンテナンスキット
 あら、結構丈夫にできてるのねこの義骸・・・瞬歩が使えるなんて
 へぇ〜さすが喜助印連結率も高い、固定剤いらずか便利ね」


一通り義骸についての説明書を読み、出した物をトランクに詰めなおす
外は既に宵闇に包まれている

夜着を手に取り浴室へと向かう
着ていた単を脱いだ時、鏡に移る自分の姿に絶句する



「な・・・っ、なにこれ        !!?」



の脇腹には大輪の月下美人が描かれていた


そしての叫び声を聞いて驚いたのはL
慌てて声の聞こえた所へ駆け込んでくる



!?どうしまし・・・・・・た?」

「えっ?ひゃ・・・きゃぁぁっ」

「わわっ、すすすすすみませんっ!!」

「〜〜〜〜〜〜っ(見られた!?見られたよね!?)」



身体を隠し座り込むと駆け込んできた時以上に素早く浴室をでるL
早鐘のように脈打つ心臓を落ち着かせるため深呼吸する二人
そこへ少し遅れて騒ぎに気付いたワタリがやってくる


「何事ですか?」

「ワ、ワタリ・・・」

「L・・・そこは浴室の扉の前ですが・・・・・・」


扉に背を預けて座っているLを見下ろすワタリの視線が鋭くなる


「きゅ、急に叫び声が聴こえてだな・・・」

「・・・それで女性がいるであろう浴室に駆け込んだ、という訳ですな?」

「そうだが・・・決して「L・・・あちらでじっくりとお話をしましょうか」

「・・・ワタリ」

問答無用です、L」



先にLを部屋に戻し、ワタリは浴室の扉をノックしてに声をかけた


「大丈夫ですか?」

「はい・・・すみません大声を出してしまって・・・」

「いえさんは悪くありませんよ、Lには今からよく言っておきますので」

「はぁ・・・」



それではごゆっくり・・・と言い残してワタリはLの元へ向かった

残されたは火照った頬を押さえつつ脇腹へと視線を向けた



「こんな大きな喜助印・・・局長、何考えてんですかぁ・・・・・・
 きっとLには刺青に見えただろうな」


はぁ・・・と大きな溜息を吐きつつは優雅なバスタイムを満喫した


その頃Lはワタリに英国紳士とは何たるかと講義という名の説教を受けていた