【約束】
「今日で今年も終わりかぁ・・・」
「良かったのか?今夜は屯所で酒を振舞うと言われていたのに」
「ん・・・お酒は部屋でも飲めるし・・・」
「そうか・・・」
屯所である御香宮からの帰り道
満天の空の下、は剣心と共に束の間の散歩を楽しんでいた
部屋へ戻れば、辺りはしんと静まり返っていて
殆んどの者が屯所で酒を飲んでいることを示している
「・・・お酒を飲むのもいいけど・・・何かあったらどうするんだろ」
「まぁ・・・な・・・だが、大丈夫だろ。その時は何かしらの情報が入っている筈だ」
「そうだね、剣心は飲む?」
「少し、飲むか?」
「うーん・・・飲もうかな。貰ってくるよ」
「あぁ、頼む」
が部屋を出た後、剣心は考えた
今までは隣近所に仲間がいたからなんとか理性が保てていた
しかし、今夜は殆んどの人間がいない・・・
「・・・・・・(耐えれるか?俺・・・)」
それはも同じで、幾松から話しは聞いていた事だし
その後も色々と話を聞いた
自分に女としての自覚がない訳ではない
以前の自分なら考えられないことだが、剣心と二人になると女に戻ってしまう
初めて口付けをして以来、時折口付けを交わせば身体が熱く熱。
幾松の話を聞いてからはそれが酷くなる一方だ
その事を幾松に相談したら「若いっていいねぇ」と笑われた
は一つ溜息を零し、酒を貰って剣心の待つ部屋へと戻った
二人が静かに杯を傾けていると、除夜の鐘が聴こえてくる
「あ・・・除夜の鐘だ・・・百八つだっけ?」
「ん?」
「人の煩悩の数・・・」
「あぁ、百八つじゃ足りんかも知れんがな」
「人は煩悩の塊みないなもんだからねぇ・・・鐘で払えるなら
争い事は起きないだろうね。ま、験担ぎでしょ?」
「そうだな」
確かに、鐘で払えるなら己のへの欲求なぞ
今頃は消え失せている事だろう、と苦笑する
鐘の音を聞きながら酒を酌み交わしていれば、日付が変わる
「明けまして、おめでとう。剣心」
「あぁ、おめでとう。」
「剣心に会って、もう三年経つのかぁ・・・」
「三年・・・か・・・まだ三年なんだな・・・」
剣心?と首を傾げるを抱き寄せれば
もそっと剣心の背中に手を回す
自分とは違う、無駄のない堅い筋肉の男の身体
そして剣心の香りを感じては瞳を閉じる
剣心もまた、の甘い香りと細く軟らかい身体を感じていた
お互いの温もりを分け与えて感じ合い
見つめ合えば、自然に唇を寄せ合う
「ん・・・ぅ、は・・・ぁっ・・・ぁ・・・」
深く、深くの口内を貪れば
柔らかな唇から洩れる甘い吐息が剣心の理性の紐を解いていく
「・・・が、欲しい・・・」
「け、ん・・・しん・・・?」
「駄目か?」
愛しい人にそう聞かれて否と言える筈もなく
はこくりと頷いた
「・・・駄目、じゃ・・・ないよ・・・私も・・・・・・んんっ」
が全てを言い終わる前に
噛み付くように唇を奪い、強く抱き締める
一瞬、驚いたように瞠られたの瞳はゆっくりと閉じられ
背中に回された手が剣心の夜着をきゅっと握り締めた
ゆるゆると夜着の腰紐を解きながら、ゆっくりとを押し倒せば
恥ずかしそうに瞳を伏せるの表情に剣心は煽られる
白く滑らかな首筋に舌を這わせば、ぴくりとが震える
「あ・・・っ、んぁ・・・ぁ、ぁぁ」
耳を擽る甘い声、時折啄むように唇を重ねれば嬉しそうに微笑む
そっと張りのある柔らかな胸に手をやり、ゆっくりと揉みしだく
その頂がつんと硬くなればそれを潰すように、捻るように細い指が動くと
から甘く高い嬌声があがる
「あぁっ、あ、は・・・ぁっ、っ・・・ぁあっ」
「・・・・・・・・・」
幾度と囁かれる自分の名に身体が熱くなる
初めてのことなのに、恐怖はない。剣心の存在が安心を与えてくれるから
首筋を這っていた舌は鎖骨をなぞり胸元に紅い華を散らしながら、胸の頂へと移る
「ひゃ・・・ぁっ、んん・・・ぁ・・ああ、あ・・・」
硬くなっているその頂を舐めたり甘噛みされれば、そこから快感が強く伝わる
胸を揉みあげていた手が次第に下りていき
太腿を撫であげると、の身体が跳ね上がり、くっと足に力がこもる
「・・・怖い・・・か?」
「ん・・・だ、い・・・じょう、ぶ」
そう言い、剣心が優しく口付ければ
はふにゃりと微笑い剣心の首に腕を回す
やんわりと撫でていた太腿から、誰も触れた事のない秘所へ指を移す
「やぁ・・・っ、けん、し・・・あっ」
「嫌じゃ・・・ないだろ・・・?それに、もうこんなになってる・・・」
「や・・・だ、ああ・・っ、はずか・・・し、い・・・んぁっ」
剣心の指が執拗にそこを撫で回せば、湿った音が聞こえだす
は恥ずかしさのあまり、剣心の首に回していた腕に力を込めてその肩に顔を埋める
秘所を撫でていた指をその奥の蜜壷へ侵入させれば、そこは酷く狭くきつい
反射的に逃げようとするの身体を抱きとめ、ゆっくりと指を動かす
「あっ、あ、あぁ、ん、ふぅ・・・あっ、け、んし・・・剣心・・・」
甘い嬌声と共に名を呼ばれ、熱く猛る欲望が抑えられなくなると
剣心は指の動きを止め、ゆっくりと指を抜き出す
「け、剣心・・・?」
「・・・いいか・・・?」
「はぅ・・・、う、ん・・・」
が恥ずかしそうにゆっくりと頷けば、剣心は微笑みを抱き締めた
「すまん、やめろと言われても止めれそうにない・・・
辛ければ俺の背中に爪を立ててもいいから・・・」
そう言うとに覆い被さった
「力・・・抜いて・・・」
の脚を割りゆっくりと押し付けられる剣心の熱い塊に
思わず逃げるの腰を押さえ付ける
剣心は自分のそれにの蜜を絡ませると、ゆっくりと腰を進めた
「・・・っっ、・・・くっ・・・ぁっ」
「痛いか?」
「ん・・・だい、じょ・・・ぶ」
痛みからではない、なんとも言えない幸福感に涙が零れる
その涙を剣心は唇で掬い取り、しっかりとを抱き締めた
「動いて・・・いいか?」
その言葉にが頷くと、剣心はゆっくりと律動を始める
何度もの名を呼びながら
蜜壷の入り口まで自身を引き抜きそしてまたその奥まで差し込む
「んぁっ・・・ああっ、あ、あぁぁっ」
剣心はの艶やかな表情を見ながら律動を繰り返す
「あっ、はぁん・・・や・・・っ、あああぁっ」
「きつ・・・っ、・・・そんなに、締めるな・・・く・・・ぅっ」
から与えられる快感に耐えるように顔を顰め
激しく腰を揺さぶり、何度も最奥を突き上げる
「っっ、ああぁっ、やっ、剣心っ、剣心!」
いつの間にか痛みが今まで経験したことのないような快感に変わって
は首を左右に振りながら剣心を奥へと受け入れていた。
波のように押し寄せてくるそれには怖くなった
「やぁっ、剣心っ、おかしくなる・・・っ・・・こわ・・・ああっ」
初めての快感に怯えるに剣心は深い口付けを何度もする
「んんっっ・・・んぁあっ、ああああああああっ!!」
「くっ・・・、っ」
昇り詰めたはいっそう高く嬌声をあげ、意識を手放すと
剣心はの締め付けに堪えきれなくなり、己が欲望をの胎内に解き放った
がぼんやりと目を覚ますと、剣心の腕の中にいた
優しく髪を撫でられ、その心地よさに眠ってしまおうかと考えてしまう
「少し無理をさせたな・・・」
「ううん・・・大丈夫・・・」
「・・・約束してくれ、ずっと俺の傍にいると・・・
そして俺もお前の傍にいると約束する」
「うん・・・約束する・・・それに・・・前に言ったでしょ?
二人でお互いを護っていこう・・・って」
「そうだったな・・・」
剣心が敷いたであろう布団の中で二人は微笑み合い約束を交わした
〜余談〜
「そういえば・・・私と剣心の身体の相性って・・・どうだったのかな?」
「は?」
「いやね、幾松姐さんが・・・心の相性も大切だけど
身体の相性が悪いと長続きしないって言ってたんだ・・・
で、その相性は×××の○○○を△△して@@@でみるんだって・・・」
でもよく判らなかったなぁ・・・と呟いているをよそに
剣心は目の前が真っ白になった
「・・・・・・(なんつーことを教わってきたんだ・・・)」
「剣心?」
「・・・頼むから俺以外の男の前でさっき言ったようなことは
言うなよ・・・特に土方には言うな」
「うん・・・」
「それから、よく判らなかったとか姐さんには言うなよ?」
「え?なんで?」
「頼むから言わんでくれ・・・それに、身体の相性なぞ悪くても
長続きするものは長続きするんだ・・・俺は、のことを愛してる。
それだけじゃ、駄目なのか?」
「剣心・・・駄目じゃない。私も・・・剣心のこと、愛してる・・・」


初裏は剣心でした(笑
普通の3倍時間がかかりましたよ(汗
シリアスに終わろうかとも思ったんですが
最後の余談は書きたかったネタでしたので(笑
次回は鳥羽伏見の戦いです(今度こそ!)