Stay With You -Jamus-side-
Diagon Alley
ホグワーツからの入学許可証が届いてから次の日
私とその両親、それから双子の兄と幼馴染での親友シリウスは
煙突ネットワークを使ってイギリスにあるウチの別邸へ来た
そう・・・ウチもシリウスの家に負けず劣らずのお貴族様である
ブラック家との違いは純血主義でもなければお貴族主義でもない
父を見ていれば嫌でも解る・・・自由主義なのだ
だからシリウスはよくウチへ遊びに来る
どっちが本当の家族なんだか・・・と思うくらい仲が良い
今日もと二人で何やら相談している
「ねー、二人して何話してんの?」
「あ?あぁ、明日買い物に行くだろ?その話だよ」
「そーそー、で・・・どうする?」
「親父に言えば駄目だとは言わねーだろうな」
何を企んでるんだか・・・
とシリウスの悪戯好きは絶対父さんの影響だ
あぁ、明日が思いやられる・・・・・・
昨日の事から男性陣と女性陣に別れて買い物をすることになった
みんなでまとめて買い物をすればいいのに・・・
きっと余計な店に用があるんだろうなぁ・・・と思っていると母さんが「まずは制服とローブね」と
マダム・マルキンの店に向かった
「・・・ねぇ、母さん。達だけで行かせてよかったの?」
「そうねぇ・・・不安はあるけど・・・大丈夫でしょ」
「そうかなぁ・・・」
私は不安を募らせつつも、教科書類を買い最後に杖を買いに向かった
「・・・母さん・・・・・・ここで買うの?」
「あら、父さんも母さんもこのオリバンダーの店で杖を買ったのよ」
「ふ〜ん・・・」
今にも崩れそうな店構えなんだけど・・・扉を開けて入ると
少し埃と黴の臭いがした
「これはこれはのお嬢さん、先程お兄さんとブラック家の坊ちゃんが
杖を買っていかれましたよ」
「あら・・・入れ違いだったのね」
「みたいだね・・・で、どうすればいいの?」
「では、まず杖腕を・・・」
右腕を出して寸法を測ってもらって
オリバンダーさんは店の奥へ行ったと思ったら腕にいっぱい箱を抱えて戻ってきた
とりあえず渡される杖を次から次へと振ってみる
数本振ったところで、暖かい光が杖から溢れ出てきた
「ほう・・・それですな・・・樫の木、芯にはペガサスの羽根が使われております23センチ。」
「うん、ありがとうっ」
杖を包装してもらって持ち帰ることにした
もう買い残しはないわね、と母さんが確認をして『漏れ鍋』に向かった
『漏れ鍋』に着いたのはいいけど・・・父さん達がまだ居ない・・・
2人分だから遅れているのかしら・・・と母さんは言ってるけど
昨夜の事を考えると、きっとあの店に行ってるんだ
『ギャンボル・アンド・ジェイプスのいたずら専門店』に・・・
そう思っていたら、腕に変な物をいっぱい抱えて父さん達が帰ってきた。
あ・・・母さんの額に青筋が・・・
「・・・あなた・・・・・・」
「はっはいっっ」
「何を、そんなに、買って、きたのかしら・・・?」
「いや、これはだな・・・その・・・」
「子供達に大人のあなたが変な事を教えてどうするのっ!」
あーあ・・・母さんが一度キレるとなかなか治まらないんだから・・・
それに、ここは家じゃなくて『漏れ鍋』だよ?
恥ずかしいなぁ・・・もう
達の悪戯好きは今に始まった事じゃないけど・・・
学校でもこんな調子なんだろうな・・・先が思いやられる・・・
次回、ホグワーツ・キングの登場です!