Stay With You -James-side-
Hogwarts Express
イギリス キングクロス駅・・・
「・・・母さん、9と4分の3番線って、そんな中途半端な乗り場があるの?」
「あるに決まってるじゃない」
何を言っているのかしら、この娘は・・・と言いたげな顔でを見下ろしている
その隣ではが父から何やらまた余計な事を教えているようだ
目的の場所に着いたのか、話を中断して声高々に言い放った
「さぁ、我が息子よあの柱へ突っ込んでいくのだっ!」
「はぁっ?おい、頭は大丈夫かボケ親父」
「む、何を言うんだ馬鹿息子。あの柱の向こう側に9と4分の3番線があるのだっ」
「柱の向こう側に行こうが何だろうが、ここは9番線だろーがっ馬鹿親父!」
「さ・・・は母さんと行きましょうね。あんな恥ずかしいのは放っておきましょ」
「うん。あの柱が入り口なの?」
「そうよ。大丈夫、マグル・・・人間には見えないようにできてるから」
そう言う母に背中を押され、一つ深呼吸をしてから柱・・・入り口に向かう
その後ろでは今だにぎゃいぎゃいと言い争っている父子の姿が残された
「ふわ〜、真っ赤な列車だ・・・派手なんだけど、可愛いかも・・・」
「それにしても凄い人だな・・・シリウスは何処にいるんだ?」
「この中から探すのは無理かも・・・」
「シリウス君を探すのもいいけど、まずは荷物を乗せてしまいなさい
それからコンパートメントの確保をするのよ。あぁ、もうすぐ発車の時間よ
落ち着いたら手紙を書いてね。しっかり学んでくるのよ二人とも」
「、ダンブルドアの髭をカールすることができたら写真を送ってくれ」
「あなた・・・」
「「いってきます、父さん、母さん。」」
とは身近にあったコンパートメントを覗いて見ると
丁度空いていたので、そこを確保することにした
「シリウスを探しにいくかなぁ・・・」
「でも、シリウスも探してるかもしれないし、擦れ違いになることも考えると
ここで待ってた方が確実かもね」
「そうだなぁ、あいつは鼻がいいからここを見つけるか」
話していると汽笛が鳴り、列車が動き出す
窓の外を見ていると、駅を抜け、景色は広大な草原へと移っていった
が外を眺めながら、うつらうつらとしていると
張りのある少し高めの声が眠気をかき消した
「失礼!ここのコンパートメントは君達二人だけかい?
よければ相席させてもらえないかな?」
「あぁ、あともう一人五月蠅いのがくるかもしれないが・・・どうぞ」
「五月蠅いのって・・・・・・」
「ありがとう!こっちももう一人いるんだけど、そいつもいいかい?」
くしゃくしゃの黒髪に眼鏡をかけた少年はそう言うと大きな声で『もう一人』を呼んだ
「シリウスー!ここのコンパートメントで相席の了解をとったよー!」
「「シリウス!?」」
「ん?どうしたんだい?」
「いや・・・」
眼鏡少年の後ろから現れたのは黒髪の美少年、二人の幼馴染の顔だった
「なんだ、お前等・・・こんなとこにいたのか。ってか何自分達だけ寛いでんだよ」
「あれ?君達知り合い?」
「あぁ、俺の薄情な親友とその双子の妹だよ」
「薄情なのはお前の方だろ?」
「・・・とりあえず、座ったら?」
今にも言い合いを始めそうな雰囲気の兄とシリウスには呆れながら言う
ふと視線をずらすと名前を聞いていない眼鏡の少年
「えと・・・あなたも座ったら?私は・。そこで騒いでるのが
双子の兄のよ、あなたは?」
「あ、ありがとう。僕はジェームズ・ポッター、って呼んでいいかな?」
「どうぞ、ポッターはシリウスの友達?」
「嫌だなぁ、ジェームズって呼んでよ。シリウスとはさっき知り合ったんだ」
「そう・・・ってか、っあんたもシリウス相手に遊んでないで自己紹介しなさいよ!」
さらっとジェームズの最初の言葉を聞き流すと、シリウスとじゃれているに視線を投げかけた
はやれやれ、と肩を竦めると簡単に自己紹介をする
少し話せば少年三人はどうやら意気投合したようで
和気藹々としている中、はぼうっと外を眺めていた
その姿を気遣わしげにジェームズが見ていると
とシリウスは苦笑を零す
「気にすんな、ジェームズ。あいつは少し人見知りをするんだ」
「そうそう、2・3日もすりゃ慣れる」
「そうかい?女の子一人だから寂しいのかと思ったよ
そうだ!シリウス、君のその外面で女の子をひっかけてくるんだ!」
「お前ね・・・このコンパートメントに人はもう入らねーよ・・・
それになんだよっ、その外面ってーのは!」
「お前のいいところはその外面だけだろーがよ」
「!」
「・・・・・・(五月蠅い・・・)」
汽車がホグワーツに着いた頃には、既に日は落ち辺りは闇に包まれていた
「イッチねんせい!イッチねんせいはこっちだ!」その声のする方へ行けば
声の主は自分達よりも遥かに大きく、その顔はもじゃもじゃの髪と髭に覆われていた
促されるまま船に乗り、湖を渡る。楽しげな少年3人と不安そうな面持ちのは同じ船に揺られる
船着場に着けば、目に前には大きな城。ホグワーツ城、これから7年間生活をする場所
これからどんな学生生活が待っているのか・・・
双子の兄達はそれはそれは楽しい生活だろうな・・・とは一人ごちた。
ジェームズ登場です!
次は組み分けの儀式ですね
リーマスサイドと混ざります!
まだ11歳ですから恋愛要素はもう少し先になります
淡い初恋模様も書きたいなぁ・・・それに苦悩する王様も(笑