Stay With You -Crossing-
Sorting Ceremony
達はそわそわとしながら導かれるまま足を進めた
その一年生の集団の後ろの方に不安そうな面持ちをした
鳶色の髪の少年が一人・・・誰かを捜している素振りを見せている
「・・・、どこにいるのかなぁ・・・」
そう呟き足を進めようとすると、周りが足を止めていることに気づく
視線を上げれば厳格そうでどこか優しそうな初老の女性が立っていた
「ようこそ、ホグワーツへ。これから皆さんには組み分けをしていただきます
我が校には四つの組があり、その組がこれから7年間皆さんが生活をすることになる
寮となります ・・・」
マクゴナガルが説明を始めると、リーマスはローブをくんっと引っ張られる
驚いて振り返るとそこには漆黒の髪と瞳の可愛らしい顔
「っ」
「シィー、久しぶりねリーマス」
「今まで何処にいたんだい?」
「ひょっとして、ずっと捜してくれてた?
ごめんね・・・私、ずっとここで生活してたのよ」
「そっか、謝らないでよ。僕が勝手に捜してただけなんだし・・・」
ヒソヒソととリーマスが話していると
すぐ近くではシリウスとジェームズ、が話しに飽き始めていて欠伸をしている
は肘で3人をつつき、辺りを見回すとが目にはいる
「う、わぁ・・・(か、可愛い〜)」
「あ?どうした、?」
「ほら、あそこにいる黒髪の女の子・・・」
「おぉ・・・日本人、かな?」
シリウスが珍しそうにを見つめ
は友達になれないかなぁ・・・などと考える
もも父は日本人、母はイギリス人のハーフで
二人とも髪は黒というよりは焦茶色に近い色をしている
しかも日本育ちの二人なわけで、同郷であるかもしれないと親近感を持つ
一通り説明を終えたマクゴナガルが、広間の扉を開け新入生を導くと
ボロボロの帽子が歌を歌っている
『グリフィンドールは、勇気ある者が住まう寮。勇猛果敢な騎士道こそが、グリフィンドール
ハッフルパフは、正しく忠実で、忍耐強く真実で、苦労を苦労と思わない、それがハッフルパフ
レイブンクローに入るのは、意欲があって頭いい人。機智と学びをね共有する友達ができます
スリザリンでも、友達できます。手段を問わず目的遂げる狡猾さ
そんな資質の人が行くんです。』
「・・・・・・(直訳すると、私のいるグリフィンドールは猪突猛進の単純馬鹿で、ハッフルパフは
苦労人・・・レイブンクローはインテリでスリザリンは腹黒・・・か・・・・・・)」
そんな事を考えているの隣に難しい顔をした少年が立ち止まる
サラサラと流れる黒髪に長い睫、から見ても美少年の部類だ
「どうしたの?気分、悪い?」
声を掛ければ、驚いたようにをみるが「いや・・・」と言葉を濁す
「・・・・・・何か悩んでいるなら・・・自分の思うように行動すればいいのよ」
「え・・・?」
「何か・・・悩んでいるんでしょう?大事なのはね、自分がどうあるか、ではなくて
自分がどうありたいか・・・選択するのは自分ですもの、後悔しないようにね
って、年寄りくさいわね。私・・・」
「いや・・・・・・ありがとう・・・」
ぽそりと呟かれた感謝の言葉はマクゴナガルの声にかき消された
「シリウス・ブラック!」
きゅっと唇を結んで、前を見据え一歩を踏み出すシリウス
は今隣で悩んでいた少年が呼ばれたんだと頷いた
ちゃんとシリウスの感謝の呟きは耳に届いていた
リーマスに「知り合い?」と聞かれて首を横に振れば
ふーん、とすこし詰まらなさそうな顔をされる
シリウスがいなくなった場所ではが「シリウスってばズルイ・・・」と零していた
『グリフィンドール!!』
組み分け帽の大きな声に在校生達がざわめく
当のシリウスは満足気な顔をしてグリフィンドールの席へと向かった
「ははーん(悩みは組み分けかぁ・・・)」
「?」
「リーマス・ルーピン!」
同じ寮になれるといいね。と言葉を残して
リーマスは組み分け帽の元へいく
『ふむ・・・グリフィンドール!!』
あ、一緒だ・・・とが思っていれば
の名が続いて呼ばれる
「・!」
短く返事をして組み分け帽の元に行けば
目の前でダンブルドアが微笑んでいた
「よいしょっと・・・」
『か・・儂を2度も被る者がおるとはな・・・』
「あはは、そうですね」
『部屋は気に入ったか?』
「もちろん。・・・また、お話をしに行っても?」
『大歓迎じゃ・・・・・・グリフィンドール!』
わぁっと歓声の上がる中、そっと帽子をマクゴナガルに返し
片手を胸に当てマクゴナガルとダンブルドアに一礼して
グリフィンドールの席へ向かった
そんなの姿を嬉しそうに見つめるのはダンブルドア
微笑ましく見つめているのがマクゴナガルだった
「良かった、同じ寮で・・・」
「うん、僕も嬉しいよ」
リーマスの隣に座り笑い合えば、周りにいる他の生徒たちは顔を赤らめる
それほどの笑顔は愛らしかった
「(む、早くも多くのライバル出現・・・かな?)」
「リーマス?」
「・・・なんでもないよ」
シリウスと友達になりたいと思った少女が同じ寮で
自分もその寮に入りたいとは思った
隣ではとジェームズが「みんな同じ寮だといいなぁ」とぼやいているれば
の名が呼ばれる
「・!」
「お先に!」
とジェームズに笑いかけその場を後にすれば
少し顔を赤らめたジェームズがいた
「か、かわいい・・・っ」
「はぁ?」
『おぉ、充とシンシアの娘か』
「!?」
『君の寮は決まっている』
「え、ちょ・・・選択の余地なし!?」
『グリフィンドール!!』
組み分け帽の言葉に焦るも、告げられた寮の名に安堵した
きっと兄のも同じ寮だろう・・・気になるのはジェームズ
一人だけ違う寮なのは嫌だろうと考えながら席へ行けば
シリウスが笑顔で迎えてくれた
ふと気になるを見れば、隣に鳶色の髪の優しそうな少年と微笑み合っている
「(いいなぁ・・・)」
元来人見知りな性格もあって、友人の少ない
彼女だけは自分から友達になりたいと思った初めての少女だった
「何見てんだ?」
「や・・・なんでもないよ。シリウス」
「どうしたんだ?」
「!やっぱり同じ寮だったね・・・」
「おう、後はジェームズだけか
それよりも、シリウス・・・良かったなこの寮で」
「あぁ・・・ちょっと後押ししてくれる奴がいてな」
「「・・・?」」
頬を染めはにかむシリウスに周りの女生徒達は見惚れる
は慣れているのかなんとも思わず
今帽子を被っているジェームズを心配そうに見つめる
『グリフィンドール!!』
帽子の言葉には安堵の溜息を漏らすと同時に
この騒がしい3人に囲まれて生活するのかと少しウンザリとした
「・・・・・・さっきから視線を感じる・・・」
「?」
「んーなんだろ?ま、いっか」
「ってば」
「なーに?リーマス」
「さっきから呼んでるのに・・・食事、全然進んでないけど?」
「あ・・・慣れてないんだ、大勢で食事するの・・・」
「でも、食べなきゃ駄目だよ」
どん、と目の前に山盛りのデザートを置かれて
は目が点になる
「リ、リーマス?」
「僕と、の二人分」
「はぁ・・・」
甘い物があまり得意ではないはどうしようかと考えていれば
大半がリーマスの胃に収まった
幸せそうにデザートを頬張るリーマスを見ては微笑む
「・・・時々、和食が食べたくなりそう・・・」
「俺も・・・」
とはそう言いながらパンを齧り
の隣でシリウスはチキンを頬張る
ジェームズはというと、時々を見つめながら食事をしている
そんなジェームズの行動に敏感なは「さては惚れたな・・・?」と
ニヤリとほくそ笑んだ
R J
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Wヒロインさん難しいです・・・(泣
でも、始めたからには頑張ります!!(ホントかよ・・・)